糖尿病

 Diabetes mellitus
 

膵臓からでるインスリンというホルモンの作用不足のためブドウ糖を必要としている細胞に、ブドウ糖がうまく運ばれず、血液中にブドウ糖が溢れてしまう状態が続き、様々な合併症を起こす疾患です。眼(網膜出血などによる視力低下)、腎臓(腎機能低下による透析導入)、神経症(しびれ、痛みを感じないことによる感染症での下肢切断)の3大合併症の他血管疾患、感染症などを合併します。食事療法・運動療法を中心に治療をしていきますが、治療目標に達しない場合は内服治療、インスリン注射治療を行います。現在新しい薬剤が登場しており内服治療だけでもHbA1cの正常化が期待できます。内服での治療が難しい場合はインスリンでの治療を検討します。状況によっては膵臓を休めることができ注射治療から離脱することも可能です。内服加療のみで高血糖状態が続く場合は経過観察するだけでは合併症の進展が危惧されインスリン導入が望ましいと思われます。当院では血糖、HbA1c、尿中アルブミンが数分でわかるように機器を導入しております。

 
 
 
 
 

次のような症状のある方はご相談下さい

喉のかわき、多尿、倦怠感
視力低下、手足のしびれ
健康診断での高血糖、HbA1c上昇
ご家族に糖尿病の方がいる